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【ドッグトレーナー監修】犬の暑さ対策に!「氷まくら」の作成方法

2021年5月31日
【ドッグトレーナー監修】犬の暑さ対策に!「氷まくら」の作成方法

犬の暑さ対策グッズの一つに「氷まくら」というものがあります。
ここではこの氷まくらの作り方や、使う上での注意点などについて解説していきます。

また、氷まくらと「扇風機」や「サーキュレーター」などとの組み合わせに関してもお伝えしていきます。
ワンちゃんの熱中症などを防ぐためにもぜひ最後までご覧ください。

犬の暑さ対策用の「氷まくら」の作り方

犬の暑さ対策用の「氷まくら」の作り方
氷まくらを使って愛犬の暑さ対策をすることができます。 簡単に作ることが可能ですので手順を紹介していきますね。

1:保冷剤とタオルを用意しましょう

「氷まくら」とは言いますが、さすがに普通の氷ではすぐに溶けてしまいますので暑さ対策としてはあまり役立ちません。
ですから「保冷剤」を用意してくださいね。

あとはタオルを準備しましょう。 大きすぎると扱いにくいので、人間が使う「フェイスタオル」くらいの大きさのものにしておくことをおすすめします。
この2つがあれば氷まくらを作ることができますよ。

2:タオルで保冷剤をくるむ

フェイスタオルを使って保冷剤をくるみます。
外側から保冷剤が見えないように包んだほうが、ワンちゃんが変に興味を持たなくていいと思います。

3:タオルをところどころ縫う(保冷剤を取り出すスキマを忘れずに!)

そうしましたらタオルをところどころ縫ってください。
タオルの端っこを縫うのがおすすめです。
まあ、簡単に保冷剤が飛び出すようなことがなければどんな縫い方でも大丈夫です。

4:完成した氷まくらを軽く叩いて平らにする

氷まくらが出来上がったら、上からポンポンと軽く叩いて平らにしましょう。
そうすれば愛犬が上に乗りやすくなりますよ。
これだけでも暑さ対策としてはかなり有効です。
小屋などにセットしてあげてくださいね。

愛犬の暑さ対策用の氷まくらを作るときの注意点

愛犬の暑さ対策用の氷まくらを作るときの注意点
続いては氷まくらを作るときに気を付けるべきことを紹介していきますね。
実はやり方を間違えると、ワンちゃんの命にかかわる場合もあるので注意しましょう!

1:保冷剤や氷を直接愛犬の肌に当てるのは厳禁です

「タオル越しじゃないほうが冷たくて、暑さ対策として有効かも」などと感じるかもしれませんが、保冷剤や氷を直接ワンちゃんの肌に当てるのは絶対にNGです。
短時間であれば危険性はそれほど高くありませんが、 しばらく当てていると凍傷などに見舞われる恐れがあります。

2:エチレングリコール入りの「ソフトタイプ保冷剤」は使わないのが無難です!

冷凍しても固まらず、「冷たいのに柔らかいまま」というタイプの保冷剤があります。
この種類の保冷剤には「エチレングリコール」という、ワンちゃんが摂取すると命にかかわる物質が含まれている可能性があるので、使わないことをおすすめします。

また、エチレングリコールでなくても「保冷剤に入っている成分」は摂取しないのが無難です。
したがって、酷い噛み癖があるワンちゃんは保冷剤そのものを避けたほうがいいかもしれません。
利便性は下がりますが、保冷剤ではなくただの氷を使いましょう。

3:タオルはこまめに洗濯・交換しましょう

人間が利用するのであればまだいいかもしれませんが(本当はダメですが……)、 犬が不潔なタオルを使い続けてしまうと、キノコ・カビ・害虫などの悪影響を受けてしまう恐れがあります。
面倒でも毎回必ず洗濯して、きちんと乾かすようにしてくださいね。

4:家の中では氷まくらを使わないほうがいいです

犬の暑さ対策のために役立つ氷まくらですが、家の中では使わないことをおすすめします。
なぜなら単純に「さすがに冷たくなりすぎるから」です。

冷えすぎればそれはそれで愛犬が体調を崩す恐れがありますし、そうでなくても「涼しいことに慣れてしまって、ちょっと暑いだけでグッタリする」ようになるかもしれません。
つまり「暑さ対策をするからといって、暑さをシャットアウトしすぎる」のもダメということです。
これは人間でも犬でも一緒ですよね。

犬の暑さ対策には扇風機・サーキュレーターもおすすめです

犬の暑さ対策には扇風機・サーキュレーターもおすすめです
そして愛犬の暑さ対策のためには「扇風機」も役立ちます。
小型の扇風機も販売されていますから、「設置したい場所」に合ったサイズのものを探しましょう。
また、扇風機よりも遠距離に細い風を届けることが可能な「サーキュレーター」というものもあるので合わせて検討してみてはいかがでしょうか。(個人的にはサーキュレーターのほうがおすすめです)

「氷まくら」と「サーキュレーター(扇風機)」は相性がいいです

氷まくらを使うと、じんわりと水分がしみだして、ワンちゃんが身体を預けやすい首元などがちょっとだけ濡れる場合が多いです。
そこにサーキュレーターや扇風機の風が当たると、なかなか涼しいです(しかも『冷えすぎ』という感じではありません)。
「扇風機・サーキュレーターは犬の暑さ対策にはあまり役立たない」なんて話もありますが、私としてはそれは信じていません!

まとめ

まとめ
犬の暑さ対策用としての「氷まくら」の作り方を紹介しました。
タオルと保冷剤があれば簡単に作成することができますよ。
扇風機やサーキュレーターと合わせて使ってみてはいかがでしょうか。
ただし、「不潔にしない」「エチレングリコールは危険」「保冷剤を直接当てない」などの注意点もあるので気を付けてくださいね。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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