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【犬のしつけ専門家が解説】家の中で犬を飼う場合の暑さ対策方法

2021年5月31日
【犬のしつけ専門家が解説】家の中で犬を飼う場合の暑さ対策方法

「室内で犬を飼っていればそうそう熱中症になることはない」と感じるかもしれませんが、実は「外」よりも「家の中」で熱中症になるリスクのほうが高いと言われています。
そこでここでは、「室内で犬を飼うときの暑さ対策方法」を紹介していきます。
ワンちゃんの健康のためにもぜひ最後までお読みください。

犬にとって過ごしやすい温度はどれくらい?|暑さ対策

犬にとって過ごしやすい温度はどれくらい?|暑さ対策
「暑さ対策」の前に、そもそも犬にとっての適温がどれくらいなのかを把握しておきましょう。

短毛なら20~25℃・長毛なら15~21℃

犬にとっての適温ですが、短毛種なら20~25℃、長毛種であれば15~21℃くらいであるとされています。
もちろんワンちゃんの体質などによっても異なりますが、一応の目安としておきましょう。
また、犬もそこまで弱い動物ではありませんから、熱中症などで体調を崩していないのであれば、「必ず○℃にしないと!」などと気を張る必要はありません。
「まあ25℃(21℃)以下なら大丈夫かな」と気楽に考えましょう。

温度よりも「パンティング」の有無に注目しましょう

そして犬はあまり汗をかきませんから、飼い主さんが「犬の発汗」によってワンちゃんが暑いと感じているかどうか見抜くことはできません。
汗でなく「パンティング」の有無で判断しましょう。
パンティングとは「口を開いてハアハアと呼吸をする動作」のことです。
この動きをしているときは、室温がどうであれ愛犬が暑いと思っている可能性が高いです。
また、「パンティングをしていて、かつ明らかに室温が低い」という場合は、体調を崩している恐れもあるので、すぐに動物病院に行くことをおすすめします。

家の中で犬を飼う場合の暑さ対策方法

家の中で犬を飼う場合の暑さ対策方法
「家の中にいるなら、そこまで暑さ対策に気を遣わなくても大丈夫では?」と感じるかもしれませんが、実は室内で熱中症になるワンちゃんのほうが多いです(外で熱中症にかかる犬の倍くらいの比率です)。
室内における暑さ対策方法を紹介していきますので、ぜひ実践してくださいね。

1:エアコンを使う(温度は低めに)

「暑さ対策のためとはいっても、エアコンの風なんて愛犬の体調に悪いのでは?」と思う飼い主さんもいるかもしれません。
ですが長時間直接風を当てたり、冷やしすぎたりしない限りは問題ありません。

先ほど紹介した「犬の種類ごとの適温」を参考にしながら、エアコンの温度設定をしてください。

ただ、だからといってエアコンの温度を下げすぎると、今度は人間が体調を崩す可能性がありますよね。
ですから、飼い主さんが「寒い」と感じるのであれば、一枚羽織るなどして対策しましょう。
または、「エアコンの温度はやや高め(26~27℃くらい)にして、ワンちゃんには冷感マットを用意する」という方法もあります。

2:冷感マットを使う

「エアコンを低い温度に設定して長時間使い続ける」となると電気代が高くなってしまいますから、冷感マットも使うのが暑さ対策方法としては現実的なのかもしれませんね。
ですから、冷感マットについてもう少し見ていきましょう。
色々な種類があるので解説していきますね。

ジェルタイプ

柔らかいタイプの冷感マットであり、ソファやフローリングの上などにも置きやすいです。

ただし、「凍っても柔らかい」というタイプの冷感マットには、「エチレングリコール」というワンちゃんにとって危険な成分が入っている可能性があります。
愛犬が飲み込めば最悪の場合命を落としますので、エチレングリコールが含まれていない冷感マットを利用することをおすすめします。

大理石タイプ

「大理石そのものの冷たさ」を利用する冷感マットですね。
冷やしたとしても、その冷たさがキープされますし、「冷たくなりすぎる」という事もありませんから、暑さ対策方法としてはかなり有効です。

アルミタイプ

アルミは熱伝導性に優れていますから、短時間で一気に冷やすことができます。
また、放熱効果も高いので「アルミプレート」の上であれば、ワンちゃんも涼しい思いをしながら眠ることが可能ですよ。

ござタイプ

「ござ」そのものはほとんど冷たくありませんが、通気性を保つことができます。
そのため、特に「自然な暑さ対策」をしたい飼い主さんにおすすめです。
また、エアコンと一緒に使えば、「接触冷感作用」を高めることが可能ですから、設定温度を少し上げてもいいかもしれませんね。

朝・夕の涼しい時間帯にお散歩するのも犬の暑さ対策の一つです

朝・夕の涼しい時間帯にお散歩するのも犬の暑さ対策の一つです
「お散歩」は犬にとって大事な運動の機会ですし、ストレス発散にもなります。
ですから、「外は暑いし可哀そう……」などと考えてお散歩をしないというのは厳禁です。

ただ、日中などの暑い時間帯にお散歩をするのはさすがに考え物です。
夕方や早朝などの比較的涼しいタイミングにお散歩をすることをおすすめします。
また、お散歩中もそうですが、終わったあとはきちんと水を飲ませてあげてくださいね。 水分不足は愛犬の健康の大敵です!

まとめ

まとめ
実は「家の中」というのは、犬が熱中症になりやすい場所です。
「エアコンを使う」「冷感マットを使う」などの暑さ対策をして、犬が「パンティング」をしなくて済むような環境を作ってあげましょう。
また、健康維持・ストレス発散のためにも朝・夕などの比較的涼しいときにお散歩をしてあげてくださいね。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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