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【ドッグトレーナー監修】犬をペットカート(バギー)に乗せていい?

2021年5月31日
【ドッグトレーナー監修】犬をペットカート(バギー)に乗せていい?

犬を乗せて移動などができる「ペットカート(バギー)」というアイテムがあります。
「何らかの理由で歩けない・歩きにくい状態にある犬」を乗せることが多いですが、実際には健康なワンちゃんを乗せている方も少なくありません。
ここでは「ペットカートを使う心構え」や注意点などについて解説していきます。

犬の飼い主の都合で「ペットカート(バギー)」を使ってもいいが考慮が必要

犬の飼い主の都合で「ペットカート(バギー)」を使ってもいいが考慮が必要

 

  • ケガで歩けないから
  • 暑さ、寒さ対策のため
  • 旅行中に安全に移動させるため

などなど、犬をペットカート(バギー)に乗せる理由としては色々なものがあります。
ですが、中には「飼い主の都合」でペットカート(バギー)に乗せている人も少なくありません。

「人間の都合」などと聞くといかにも悪いことかのように思えるかもしれませんが、 「結局のところ、そもそも犬を飼っていること自体が人間の都合」とも言えますし、 ペットカート(バギー)に関してだけ目くじらを立てるのも不自然ですよね。
これについては色々な意見があると思いますが、 「飼い主さんがきちんと考え、納得した上で使う」ことが大事であることは確かです。

「犬にとって悪影響になる」ならペットカート(バギー)に乗せるのはNG!

言うまでもありませんが、「乗せることが犬にとってマイナスになる」のであれば、飼い主さんの納得うんぬんは関係なく、ペットカート(バギー)に乗せてはいけません。
飼い主さんには「考える」だけでなく、 「調べて、知識を得て、判断する」義務もあるということですね。

犬をペットカート(バギー)に乗せる主な(人間側の)理由と注意点

犬をペットカート(バギー)に乗せる主な(人間側の)理由と注意点
それでは「どんな理由で犬をペットカート(バギー)に乗せる人が多いのか」ということと、各理由に関する注意点について解説していきますね。

お気に入りのペットカート(バギー)がかわいいから|でも運動不足に注意!

近年、色々なタイプのペットカート(バギー)が登場していますし、「サイズ」「耐えられる体重」なども様々です。
また、機能性だけでなく「見た目」が凝っているペットカート(バギー)も少なくありません。
「お気に入りのペットカート(バギー)に、大好きなワンちゃんが乗っている」なんて、思わず声が漏れそうになるくらいに可愛らしい光景ですよね。

しかしだからといって、 「乗せてばかりでロクにお散歩させない」という事のないようにしましょう。
「運動不足になる」という事ももちろんありますが、犬がストレスを溜める可能性もあります。
そしてお散歩をしない生活が長くなると、ワンちゃんにとってもそれが当然になってしまって運動を嫌がるようになる恐れが。
また、肥満になってしまうリスクもありますよね。

注目されたいから|でも「どう見られているか」は客観的に理解しておくべき!

ペットカート(バギー)を目にすることも多くなりましたが、 まだまだ「一般的に浸透している」というレベルではないと思います。
だからこそ、「キュートなペットカート(バギー)に犬を乗せて、その上で洋服を着せる」などという事をすれば目立つことができますよね。
犬好き・動物好きの人に「かわいい!」なんて声をかけてもらえることもありそうです。

ですが率直に言って ・犬をなにかに乗せている変な人がいる ・犬を可愛がりすぎていて怖い…… などと周囲に思われる可能性があることも確かです。
「それは理解しているし、そのデメリットも分かっている」というのであれば良いですが、 「今までどう見られているか考えたことがなかった」という飼い主さんは、一度振り返ってみることをおすすめします。 そして改善したい部分があれば直しましょう。

抱っこが飼い主さんの負担になるから|「抱き癖」がつかないように注意!

犬とのお散歩中、ワンちゃんが抱っこを求めてくることがありますよね。
ペットカート(バギー)であれば、そんなときにサッと犬を乗せることができます。

ただ、「抱っこをせがんでくる→乗せる」ということを安易に繰り返すと、 犬が「ねだれば抱っこしてくれるワン!」と学習してしまう恐れがあります。
ですから、「犬がぐったりしているが、すぐに移動する必要があるとき」など、ここぞというときにだけ利用することをおすすめします。(犬の様子によっては水分補給などもお忘れなく!)
また、「道で他の犬とにらみ合いになってしまって、危険な状態である」というときにも、ペットカート(バギー)に乗せるといいでしょう。

地面に毛が落ちないようにするため|毛は回収するのが基本です!

これはほぼ「飼い主さんの都合」ですね。 普段からブラッシングをきちんと行っていればそこまで毛は落ちないはずですし、 そもそも落ちた毛は回収すればいいわけです。
ただ、「一切、毛を落としてはいけない場所を歩く」という場合は、ペットカート(バギー)に乗せることも検討してみましょう。 (そもそもそんな場所に犬を連れていくシチュエーションが考えにくいですが)

まとめ

まとめ 人間の都合によって愛犬をペットカート(バギー)に乗せることがあってもいいと思います。
ただし、「飼い主さんがよく考えて、納得した上で使う」「きちんと調べて、犬に悪影響が出ないように乗せる」ということは必須です。
それを守るのであれば、そこまでシビアに考える必要はないのではないでしょうか。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
保護施設が不要な世界を目指して ハグペットジャパンは、犬や猫などのペットの保護活動を行いながら、保護施設が必要ない世界を目指しています。