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【犬のしつけ専門家が解説】犬が旅行でトイレしない理由は?対策は?

2021年5月31日
【犬のしつけ専門家が解説】犬が旅行でトイレしない理由は?対策は?

犬との旅行は楽しいものですが、「なぜかトイレしない……」という理由で飼い主さんが戸惑ってしまう可能性も。
そこでここでは、犬が外でトイレをしないときの原因と改善方法を紹介していきます。
犬にとっても「排泄」は大事な行為であり、「出そうなしぐさをしているのに出ない」という状態を放置するのはよくありません。

そもそも犬は1日何回トイレをするの?|旅行でトイレしないと嘆く前に

そもそも犬は1日何回トイレをするの?|旅行でトイレしないと嘆く前に

成犬なら1日2~4回ほど

ドッグフードを1日2回与えているのであれば、トイレは1日2~4回ほどになる成犬が多いようです。

幼い犬は1日7~20回ほど

幼い犬は消化器官があまり発達していませんから、1日7~20回くらいトイレをします。
だんだんと頻度が下がっていき、3か月目くらいでは1日6回程度となるようです。

個体差が大きいので「回数」「頻度」だけを気にするのはやめたほうがいいです

もちろん犬によって差がありますから 「1日○回しないとダメ」「○時間に1回はしないとおかしい」などとは思わないようにしましょう。

また、同じ犬であっても微妙な体調によって変わりますし、環境によって変化することもあります。
旅行中は当然環境が普段と変わるわけですから、トイレの回数が少しくらい増えたり減ったりしてもおかしくありません。

犬が旅行中にトイレしない主な理由は?

犬が旅行中にトイレしない主な理由は?
続いては「犬が旅行中にトイレしない場合」の主な原因を紹介していきます。

あまりお散歩をしていない

子犬のときからあまりお散歩せずにいると、つまり外に出さずにいると「社会性」が身につかず、外でプレッシャーを感じてしまって、トイレしない状態になる恐れがあります。
これに当てはまる場合、率直に言ってまだまだ旅行どころではありません。
まずは「外を怖がらずにお散歩できるようにする」ところから始めましょう。

トイレ中に怖い経験をした

トイレ中に大きな犬が来て吠えてきた、大きな音がしたなどの経験をしたことがあると、「家以外でのトイレ=怖い」と感じてしまって、旅行中もトイレしない状態になってしまう可能性があります。

性格が怖がり

「生まれつきの気質」というものにも左右されますが、特に子犬の頃に外での経験が足りていないと怖がりな性格になってしまう恐れがあります。

室内のトイレトレーニングが行き過ぎていた

室内できちんとトイレができるようにしつけをするのは非常に大事なことではあります。
ですが、それが行き過ぎて、お散歩中などに排泄したときにきつく叱るなどした場合は、「家以外でトイレをすると怒られる」と学習して、旅行中もトイレしない状態になってもおかしくありません。

犬の旅行中の「トイレしない状態」を避けるためのトレーニング方法

犬の旅行中の「トイレしない状態」を避けるためのトレーニング方法 続いては旅行中などの「トイレしない状態」を改善するためのトレーニング方法を具体的に紹介していきます。

そもそも水分は足りているでしょうか?

トレーニングとは違いますが、ワンちゃんにきちんと水を飲ませることを忘れないでください。
特に夏場の旅行では気を付けなければなりません。犬は暑さを苦手としている動物ですからね。

ただし、水を飲ませすぎると犬の腎臓に悪いので「たくさん飲ませて、お散歩のときに排泄させるトレーニングをしよう」などと考えるのはおすすめしません。

トイレのときに合言葉を使う

「愛犬がトイレをしているときに声をかけて、排泄が終わったら十分褒める」というトレーニング方法です。
こうすることで「トイレができるのはいいことなんだ」とワンちゃんが学習します。
ちなみに合言葉としては「ワンツーワンツー」「チッチ」などがよく使われているようです。 もちろんどんな言葉を用いても構いません。
学習がうまくいくと声をかけるだけで、排泄するようになってくれます。 飼い主さんがワンちゃんの様子を見て「今我慢していそうだな……」と感じるときにやってみましょう。

トイレシートの上でトイレをすることを徹底させる

「普段トイレをする場所」とは違う場所にトイレシートを置き、 その上でトイレをさせるようにすると「この場所でトイレをする」ではなく、「トイレシートの上でトイレをする」という学習をさせることができます。
これなら旅行中などでもトイレシートを使って、「トイレしない状態」を避けやすくなります。

犬がトイレを我慢しているときのしぐさ|旅行中の「トイレしない状態」対策!

犬がトイレを我慢しているときのしぐさ|旅行中の「トイレしない状態」対策!

1:いきなりその場をぐるぐる回り始める

それまで普通に振る舞っていたのに、いきなり落ち着かない様子でその場をぐるぐる回り始める場合があります。

2:後ろ脚の動きがおかしい

見抜くためには「普段どのように後ろ脚を動かしているか」を観察しておく必要がありますね。

3:お尻を気にするような動作を見せる

排泄ですからね。自然な行動だと言えます。

4:床・地面のニオイをかぐ

「ここでトイレをしてもいいのかな……?」と判断に迷っている状態であると言えます。

まとめ

まとめ 犬がお出かけ・旅行でトイレしない原因やその改善方法などを紹介しました。
外で排泄できない理由の大半は「それまでの経験」に左右されると言えます。 あまり外に出ていないのであれば、そもそも犬と旅行をすること自体に無理がありますので、まずは一緒に毎日お散歩をするところから始めてみましょう。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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