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【ドッグトレーナー監修】初めての旅行で犬のストレスを緩和する方法

2021年5月31日
【ドッグトレーナー監修】初めての旅行で犬のストレスを緩和する方法

「そろそろ犬と初めての旅行をする!」などと計画を立てている飼い主さんもいると思います。
しかし、人間に比べると犬はストレスを受けやすく、ストレスに弱い生き物ですから、飼い主さんが配慮してあげましょう。
旅行における犬のストレスを適切にケアするためにはどうすればいいのでしょうか。方法を紹介していきます。

初めての旅行で犬のストレスをケアする方法は?

初めての旅行で犬のストレスをケアする方法は?

方法1:犬を無理に歩かせない

旅行先の移動(目的地に着いてからの小さな移動)において、犬を歩かせる場面があるかと思います。
それが犬にとって過度な運動になってしまってストレスが溜まる恐れがあります。
ですから、休憩を頻繁にとったり、犬用の抱っこひもを用意したりしておくことをおすすめします。

方法2:気温対策

行く場所によっては「普段と気温が違う!」という状況になってしまうかもしれません。
冬場は犬用の服やタオルなどの準備、夏場は特に水分の用意などを忘れないようにしましょう(もちろん水はいつでも大事ですけどね)。

また、そもそも「自分が済んでいる地域とあまりにも気候に差があるところを旅行先にしない」という配慮も必要かもしれませんね。 特に最初の旅行では気を付けましょう。

方法3:普段から「飼い主以外の他人」に慣らしておく

普段のお散歩などで「飼い主以外の人間」を見る機会を増やしておくことをおすすめします。
そうでないと、旅行先で「初めて見る人」がたくさんいることが原因でストレスを感じてしまう恐れがあります。

また、「あまり人が多いところを観光しない」などの配慮も場合によっては必要でしょうね。

方法4:「いつものドッグフード」を持っていく

「初めての旅行」だからといって、気合いを入れて普段と違うドッグフードを与えても食べてくれないかもしれません。
旅行で少なからずストレスが蓄積しているのに、さらに「見知らぬ食べ物」を出されるようではワンちゃんが可哀そうです。

また、ドッグフードに限らず「あえて新しいものにする必要がない持ち物」に関しては、いつも通りのものを持参することをおすすめします。
そうして「いつも通りっぽさ」を作ってあげると、愛犬が落ち着いてストレスがたまりにくくなります。

方法5:「旅行先での留守番」も検討しておく

ワンちゃんの様子によっては 「あの場所にも連れて行こうと思っていたけれど、疲れていそうだしやめよう」 という判断も必要になるかもしれません。
旅行に出発する前に「旅行先で犬を預けられる場所」を調べておくと、 そこで愛犬を留守番させて、飼い主さんだけで観光をすることができます。

このとき「犬が可哀そうだし、私も一緒に休む」などと考えたくなるかもしれませんが、そこまでワンちゃんに合わせる必要はないと思います。
変に我慢してしまうと飼い主さんにもストレスがたまってしまいますからね。

方法6:大きな音がする場所に行かない・音に慣らしておく

犬は大きな音が苦手です。 ですから旅行先でもあまり大きな音がする場所には行かないようにしましょう。
とはいえそれにも限界があると思いますので、余裕があれば旅行の前にワンちゃんを音に慣らしておくことをおすすめします。
例えば、交通量が多いところに行く予定なのであれば車の音がする動画を見せる(聞かせる)……という感じです。

方法7:飼い主さんが機嫌の悪い姿を見せないようにする

旅行は普段と色々と違いますから、飼い主さんにとってもイライラする場面があるかと思います。
人間ですから完璧にコントロールすることはできませんが、そういったときにあまり機嫌の悪そうな姿を見せないようにしましょう。

犬は飼い主が楽しそうにしていればいい気分になりますし、飼い主がイライラしているようだと不安になってストレスを感じる生き物です。
特に心配なのは「自動車の移動での渋滞中」ですね。
渋滞していると人間も機嫌が悪くなりがちですが、「この乗り物に乗っているときは、飼い主の機嫌が悪くなる」と学習してしまって、ワンちゃんが自動車での移動を嫌がるようになってしまう可能性もあるので気を付けましょう。

犬がストレスでパニックになったら原因を取り除くのが最適の方法|初めての旅行

犬がストレスでパニックになったら原因を取り除くのが最適の方法|初めての旅行
万が一犬がストレスのせいでパニック状態になったら、飼い主さんは冷静に「パニックになった原因」を取り除くように行動してください。
・叱る ・撫でて落ち着かせようとする ・無理矢理褒める などの行動をしても犬がさらにパニックになるだけです。

素早く犬を抱きかかえてその場から離れるなどするのが先決です。
犬の行動の影響で周囲になんらかの被害を与えてしまった場合も、 基本的には「パニックの原因を取り除く→その後しかるべき対処をする」という手順を踏みましょう。
あとは率直に言ってケースバイケースです。 とにかく飼い主さんまでパニック状態になってしまえばアウトですから、落ち着いて対応してくださいね。

まとめ

まとめ 犬との初めての旅行でストレスをケアする方法を紹介しました。 特に重要なのは「飼い主さんがイライラしないこと・冷静でいること」ですね。 また、旅行中だけでなく、旅行前にも準備しておくべきことはたくさんあります。特に「音」や「見知らぬ人が多くいる環境」にはできる限り慣れされておくことをおすすめします。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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