【犬のしつけ専門家が紹介】楽しい！愛犬と一緒に楽しむ夏の旅行

今年の夏の旅行の計画はもうお済みでしょうか？ 今年は愛犬と一緒に旅行に行きませんか？ 犬と一緒に旅行したいけど、犬への負担を考えるといつもお留守番させていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか？ 犬も飼い主さんも一緒に楽しむことができることが沢山あります。 そこで、犬と一緒に楽しめる夏におすすめのレジャーと注意点をご紹介します。  

犬と一緒に楽しめるレジャー

海・川・プール

犬は水遊びが大好きです。 シャワーが嫌いな犬でも、水遊びは好きということはよくあります。

夏は、海・川・プールなどに行って水遊びをしましょう。 いきなり海・川・プールに連れて行って泳ぐのは危険なので、練習をすることをおすすめします。

最初は、水をかけて体を濡らすところから始めてみましょう。

抵抗があるようでしたら、水をかけても嫌がらなかったら褒めてあげて下さい。

徐々に水に慣らしていくと、楽しくなってくるかもしれません。 次は、足元がつかるくらいの浅い場所で遊んでみてください。 慣れてきて犬が楽しそうにしていたら、次はもう少し深いところに行ってみましょう。

足先よりも深く水につかるところへ行く場合には、必ず犬用のライフジャケットを着用して下さい。

泳ぐことが好きな犬は、得意の犬かきをしたりして、水遊びを楽しんでくれるでしょう。

水に入らなくても、ボートやカヌーを犬と一緒に楽しむことができる場所もあります。

中には水遊びが嫌いな犬もいるので、無理強いはしないようにして下さい。

また、水遊びをした後は疲れているので、十分休ませてあげましょう。

休息が足りないと、嘔吐や下痢の症状が出てしまうことがありますので、注意して下さい。  

水辺で遊ぶと、「レプトスピラ」という細菌に感染する危険性があります。 水辺で遊ぶ前には必ず、摂取した混合ワクチンに「レプトスピラ」があるか確認して下さい。

万が一感染してしまうと、発熱、嘔吐、脱水などの症状が出て最悪の場合死に至ることもありますので、ご注意下さい。  

避暑地でハイキング

自然の中でのハイキングは、とてもおすすめです。

自然の中で美味しい空気を吸って緑の匂いを嗅ぐことで、犬の嗅覚が刺激されます。

普段の散歩はアスファルトの上を歩くことが多いのではないでしょうか？

硬いアスファルトではなく、土や草の上を歩くことはストレス解消になります。

風で揺れる樹々の葉音や鳥の鳴き声を聞くことも、ストレスを緩和してくれます。

夏の避暑地のひんやりとした空気の中で、飼い主さんとハイキングをすることは犬にとってはとても良いことです。

犬と飼い主さんとの絆を深めることができます。 山へハイキングに行く際には、犬の入山が禁止されていないか確認して下さい。

また、自然の道を歩きなれていない犬は、石や折れた枝などがある道を歩くことが苦手かもしれません。

足を怪我してしまう可能性があるので、心配な方は犬用の靴を履かせるとよいでしょう。  

観光地の広いドッグラン

いつも行っているドッグランではなく、少し遠出をして観光地・避暑地にある広いドッグランへ行ってみましょう。

遊び慣れた場所とは違って、犬も興味津々になるでしょう。

いつも行くドッグランにはない遊具で遊んでみたり、広い敷地で思いっきり走ってみるなど沢山体を動かして、ストレスを発散させましょう。  

犬との夏の旅行で気を付けること

熱中症

夏のレジャーで最も注意して頂きたいのは、熱中症です。

犬は体温調節が苦手なので、外で遊ぶ時は出来る限り日陰を選び長時間は遊ばせないようにしましょう。

こまめに休息を取りながら、犬が疲れない程度に遊んでください。

もし、犬の呼吸が荒くなってしまったら、すぐに日陰や涼しい場所で休むようにしましょう。  

虫刺され

自然が多い場所で遊ぶ時には、虫刺されに注意が必要です。

特に夏場は危険な虫が多いので、出かける前に対策をしておきましょう。

蚊が多い時期は、フィラリアが心配です。 ノミやダニも多くいるので、動物病院で予防薬を処方してもらってください。

ペットショップやホームセンター、インターネットなどでも購入できます。 市販薬は、犬の体に滴下するタイプ、首輪、スプレーなど様々な商品があります。

ノミやダニ以外にも、ハチやアブなどにも十分注意しましょう。

犬との旅行の前には、虫刺されの予防を行う必要があります。

防虫効果のある洋服を着させるのも良い方法です。  

また、外で遊んだ後はブラッシングをして、付いているかもしれないノミやダニ、汚れを落としてください。 車や家、宿泊先などに持ち帰らないようにしましょう。

日焼け

犬に日焼け対策なんて必要ないと思われるかもしれませんが、皮膚が弱いと皮膚炎を起こしてしまう危険性があります。

夏の日差しは強いので、日焼け対策を行いましょう。

特に、シングルコートの犬種は要注意です。

夏のレジャーに出掛ける前は、あまり毛を短くカットしないようにして下さい。

犬は全身毛で覆われているので日焼けに気付くことは難しいかもしれませんが、毛がいつもよりも多く抜けたり触られることを嫌がった場合は、皮膚になんらかの炎症が起きている可能性があります。

動物病院を受診することをおすすめします。 洋服を着せる、犬用日焼け止めを使用するなどして、日焼け対策をしましょう。  

まとめ

犬と一緒に楽しめるレジャーをご紹介しました。

夏は愛犬と一緒に自然の中で体を動かして遊ぶことをおすすめします。

夏は紫外線が強く気温も高くなるので、日焼け対策と熱中症予防に気を付けて下さい。 また、虫刺されの予防も忘れずに行いましょう。