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【犬のしつけ専門家が解説】旅行の前に犬の健康診断を受けよう!

2021年6月27日

愛犬の健康診断を定期的に受けていますか? 犬と一緒に旅行に行く前には、犬の健康診断を受けておくと安心です。 普段の生活の中では元気にしていても、長時間の移動や慣れない環境下で隠れていた病気が発覚するかもしれません。 安心して犬と一緒の旅行を楽しむためにも、是非受けて頂きたい犬の健康診断についてお話します。  

犬の健康診断の内容

お医者さんに抱っこされている犬

犬の健康診断の検査項目は病院によって異なることもありますが、一般的な検査項目をご紹介します。  

基本身体検査

身体検査・・・身長、体重を調べます。肥満は万病の元です。

肥満は足腰に負担がかかってしまったり、肥満から病気になることもあるのでしっかりと調べます。  

問診・・・飼い主さんから最近の犬の様子を獣医師に伝えます。

食事やおやつ、運動量などについて聞かれることもあります。

日々、愛犬を観察して少しでも気になったことがあったら獣医師に伝えましょう。

忘れてしまうこともあるので、犬の観察日記をつけておくと良いでしょう。  

血液検査・・・犬の採血をします。

血液検査では、赤血球の量から病気の早期発見をすることができます。

貧血や高脂血症の有無、肝臓や腎臓の機能が正常か、血糖値などから内臓の状態を診ることもできます。免疫の状態、アレルギーの有無なども血液検査で知ることができます。  

尿検査・・・腎機能や尿路の検査をします。泌尿器系、消化器系の病気がわかります。  

検便・・・消化器官の炎症、寄生虫の卵や細菌の有無について調べます。  

視診、触診、聴診・・・視診では、目、耳、歯の状態や皮膚に炎症が無いかなどを診て調べます。

触診では、犬の全身をくまなく触って痛がるところがないか、しこりなどができていないかをチェックします。聴診では、心臓や肺の音を聴いて異常がないかを調べます。  

さらに詳しい検査

  レントゲン・・・骨や関節の状態、臓器の大きさや変形がないかを調べます。

また、腹水や胸水の有無や消化器内に異物がないかも調べることができます。  

心電図・・・不整脈や心臓病などの病気の発見ができます。  

超音波(エコー)検査・・・腹部、胸部の状態を観察します。

腹部の超音波検査では、腸の動きや腫瘍がないか、肝臓や腎臓の様子などを調べることができます。

胸部の超音波検査では、心臓の動きや血液の流れなどの細かい状態を調べることが可能です。  

犬の健康診断の頻度

寝ている子犬

子犬期(生後6ヶ月程度まで)

ペットショップやブリーダーから犬を購入する場合、早くても生後3ヶ月以降の場合がほとんどでしょう。
生後3ヶ月から6ヶ月までの間はワクチン接種などのために一か月に1回程度動物病院へ行くことがあるので、健康状態の確認をすることが可能です。 子犬期の健康診断の頻度は、月に1回程度とお考え下さい。

神経質になりすぎることはありませんが、子犬の頃は感染症になりやすく先天性の病気も発見されやすい時期です。
若い分病気の進行も早くなりやすいので、飼い主さん自身も愛犬の毎日の健康チェックをしっかりと行って下さい。  

成犬期(生後7か月~6歳程度まで)

持病がない場合は、1年に1回は健康診断を受けましょう。
犬は成長が早いため、人間に例えると小型犬・中型犬は1年に4歳、大型犬は1年に7歳ずつ年をとると言われています。
1年に1回の健康診断を受けても4年分の成長をしているということになります。


犬は本能的に、外敵に襲われないために体の不調を隠そうとします。
一番近くにいて犬の様子を見ている飼い主さんは、一番最初に犬の異変に気付いてあげることができます。
成犬期は1年に1回は健康診断を受けましょう。  

老犬期(7歳以上)

7歳以上の老犬期になったら、半年に1回の頻度で健康診断を受けましょう。

老化現象が見え始めて、白内障などの目の疾患、循環器疾患、腫瘍が見つかることもあります。

心臓病や循環器などのトラブルや、認知症を発症することもあります。

犬の病気も早期発見が治療や早期回復に繋がります。 老犬期は検査項目を増やして、様々な角度から犬の健康管理を行うことをおすすめします。  

犬の健康診断の費用

犬とお金

犬の健康診断の料金は、検査項目や病院によって異なりますが平均14000円程度です。

安いところは8000円程度というところもありますが、検査項目が少ない場合があります。

血液検査の検査項目を多くしたり、MRIなどの精密な検査をした場合にはプラスの料金がかかります。

かかりつけの獣医師と相談して、検査の項目を決めると良いでしょう。  

犬の健康診断の注意点

車に乗っている犬

犬の健康診断は、ほとんどの病院で事前予約が必要です。

健康診断を受けたい場合には、動物病院へ問い合わせをして予約をしましょう。

健康診断の前は絶食をする場合が多いので、食事を取っても良いか予約時に確認して下さい。 犬を健康診断に連れて行く人は、普段の犬の様子を知っている人がベストです。

犬の普段の様子を知らない人が連れて行くと、獣医師からの質問に答えることができないからです。

食事や排せつ、運動量や最近の犬の様子が分かる人が連れて行きましょう。

健康診断の前日には、しっかりと睡眠を取るようにしましょう。    

まとめ

犬の健康診断の内容、料金、注意点をご紹介しました。

健康診断を定期的に受けることは、病気の早期発見や健康維持のために重要です。 ま

た、犬と一緒に遠出をしたり旅行へ行く前に受けておくと、安心して旅行を楽しむことができます。

愛犬の長きのためにも、定期的に健康診断を受けましょう。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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