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【ドッグトレーナーが紹介】旅行で犬が寝ない!事前の準備とは?

2021年6月27日

旅先では、なかなか寝付けないという方もいらっしゃるでしょう。 犬も人間と同じで、いつもと違う環境では眠れない場合があります。 旅先で睡眠が取れないと、体調不良になる危険性があります。 旅先などいつもと違う場所でも、愛犬がしっかり眠ることが出来るような環境を作るためには、どうしたら良いのでしょうか?  

犬が旅先で寝られない理由

寝そうで寝ない犬

興奮している

旅先で犬が寝られない理由の1つとして、興奮状態にあることが考えられます。
飼い主さんと長い時間一緒に居られて楽しかったり、外から沢山の刺激を受けて興奮が治まらない状態にあるのかもしれません。
犬が興奮状態にある場合には、落ち着ける環境を作ってあげましょう。

犬がお気に入りの毛布やクッションがあれば、旅行に持って行ってあげましょう。

犬の寝床に一緒に置いてあげると、落ち着くことができます。  

環境が異なる

宿泊先は、いつもの環境とは当然異なります。

環境が変わると寝られなくなる犬は少なくありません。

特に、いつも飼い主さんと同じベッドで寝ているのに、宿泊先の規定で一緒のベッドで寝ることができない場合、犬は飼い主さんと一緒に寝られないことに不安になります。

不安が大きくなって、眠れなくなってしまうのです。 出来るだけ、自宅と同じ環境になるように準備をして旅行に行くようにして下さい。  

ストレス

犬は、長時間の移動や人混み、他の犬との遭遇などにストレスを感じている可能性があります。

ストレスを強く感じると、眠れなくなってしまいます。
こまめに休憩を取ったり、犬が楽しめる場所に連れて行く、自然の中を散策するなど、犬がストレスを発散できるように心がけて下さい。  

クレートトレーニングを行う

クレートの中に入っている犬

クレートとは?

クレートとは、出入り口が格子になっていて犬を運ぶことができるカゴのような物です。
プラスティックでできている物が多いのですが、布製のものもあります。

大きさは、小型犬用のSサイズから超大型犬用のXLサイズまで様々です。

犬は、クレートの中では静かに過ごします。

「狭い場所に閉じ込めて可哀そう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、犬はクレートのような狭い場所が大好きです。

犬は野生時代、狭い横穴で暮らしていました。
そのため、クレートのような狭い場所は本能的に落ち着くのです。  

なぜクレートがいいの?

愛犬が旅先で眠れない主な原因は「興奮」「環境」「ストレス」です。 クレートトレーニングを行うことで、3つとも解消することができます。
クレートは犬にとって落ち着ける場所になります。

また、犬を運ぶキャリーケースの役割もあります。
公共交通機関を利用する場合、犬の体全体が入る規定の大きさ以内の入れ物に入れる必要があります。

また、車で移動する際にもクレートの中にいれば車内で動き回ることなく安心です。

宿泊先では寝床になるので、クレートは旅行に持って行くには最適です。  

興奮

クレートは、出入口以外は囲われているので、外からの刺激を受けることがないため興奮することはありません。

出入口に布などを被せてしまえば、ある程度の光や音も遮ることもできるため寝床としても最適です。  

環境

クレートの中は狭くて犬が落ち着ける場所なので、おとなしくすることができます。
犬が寝るためには、よい環境です。  

ストレス

クレートは出入口だけが開いているので、外からの刺激を受けることがありません。

慣れない場所へ行ってもクレートの中にいれば、ストレスを感じることはあまりないでしょう。  
【犬のしつけ専門家が解説】自分で出来る!クレートトレーニング

寝ている子犬

クレートトレーニングの方法

クレートは犬が落ち着ける場所になるので、旅先で犬が寝ないというお悩みをお持ちの飼い主さんには是非使って頂きたいと思います。
クレートを購入して「今日からここで寝なさい」と言っても、それは難しい話です。

正しくクレートを使用するためには、トレーニングが必要です。   犬にリードを付けて「ハウス」の指示で中に入るように促します。 もし「ハウス」の指示語で入れない時は、リードを使って導いてあげましょう。

犬がクレートの中に入ったら褒めてあげて、すぐに出します。 これを何度も繰り返して行いましょう。 出来るようになったら、次は「ハウス」の指示で中に入ることは同じですが、褒めてあげたら扉を閉めます。

クレートの扉を閉めても、すぐに開けて出してあげましょう。

なぜなら、犬に閉じ込められるという負の印象をつけないためです。

これも何度も繰り返して行いましょう。   出来るようになったら、まずは1時間程度クレートの中で過ごすようにします。 1時間クレートの中で過ごすことができるようになったら、次の日は3時間やってみましょう。

次はまた1時間過ごし、次は2時間と色々な時間で試してみてください。

徐々に時間を延ばすのではなく、クレートの中で過ごす時間はランダムにして下さい。

クレートトレーニングは多少時間がかかる場合もありますが、根気よく続けることで必ずできるようになります。 クレートトレーニングに年齢制限はありません。 幼犬でも成犬でも出来るようになります。  

まとめ

旅行の宿泊先で寝ない犬のための準備をご紹介しました。
環境が変わったり興奮してしまうと眠れなくなることは、犬も人間も同じです。
クレートトレーニングができていると、どんな場所へ行ってもクレートの中では大人しくしていることができます。 移動時間も安全に過ごすことができるので、旅行の前にトレーニングをすることをおすすめします。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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