【ドッグトレーナー監修】犬の車酔い対策12選|役立つ道具の紹介も!
今回は犬の車酔い対策を12種類紹介していきます。
どれも効果が期待できる方法ではありますが、ワンちゃんによって向かないものもあるので、愛犬の性格や体質を考慮しつつ取り入れてみてくださいね。
ワンちゃんの車酔いを防ぐことができると、「犬との移動」が楽になりますし、愛犬との旅行も可能になりますよ。
必ず行うべき犬の車酔い対策|初級編3つ
まずは必ず行うべき初歩的な犬の車酔い対策を3つ紹介します。
対策1:30分に1回休憩しましょう
犬を連れていくわけですから、30分に1回は休憩しましょう。
それがムリでも1時間に1回は休みたいところです。 休憩中は軽くお散歩させたり、排泄させたりしてくださいね。
対策2:休憩できる場所を前もって探しておく
このペースで休憩するためにも、前もって休憩できる場所を探しておきましょう。
ワンちゃんの車酔い対策のためには身体を動かすことがとても大事ですから、「ドッグランがあるサービスエリア」で休むのがベストです。
インターネット検索などでリサーチしておいてくださいね。
対策3:優しいドライブをする
人間だけが車に乗る場合、特に「自分が運転手で他に誰も乗らない」というときは、常識とルールの範囲内である程度荒い運転をする人もいるかもしれません。
ですが、あまりスピードを落とさずに曲がったり、急ブレーキをかけたり、急発進したり、そもそものスピードが速かったりすると、犬が車酔いするリスクが高くなるので気を付けましょう。
ちょっと難しいけど行うべき犬の車酔い対策|中級編5つ
続いては犬の車酔い対策中級編です。 初級編よりも少し難しいですが、ワンちゃんのためにも頑張ってくださいね。
対策4:窓の外を見られるようにする
窓の外を眺められるほうが犬は車酔いをしにくくなります。
車内に対して「外が見えなくて落ち着かないワン」と感じてしまうようになると、今後車に乗りたがらなくなる可能性もあるので気を付けましょう。
対策5:車の中の温度に気を付ける
犬は温度変化に弱い生き物です。 車酔いをはじめとする体調不良を防ぐためにも、「数分買い物をするだけ……」という場合であっても、可能な限り犬を外に出してあげることを心がけてください。
それがムリなら、窓を少し開けて通気性を確保しましょう。
このとき、「複数の窓を開ける」と風通しがよくなります。 また、複数人で車に乗るのであれば、「『犬』と『人間の誰か』が車内に残ってエアコンをつけっぱなしにする」という対策でもOKです。
対策6:犬の様子を常にチェックする
・そわそわする ・あくびが増える ・口をクチャクチャする などは車酔いの初期症状かもしれません。
犬がこういった挙動を見せた場合は、できるだけ早く休憩をしましょう。
対策7:背中を撫でる
背中を撫でると犬はリラックスするので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、車酔いの症状が酷いときに身体を触るとパニック状態になる可能性もあります。
そのときは、あまりワンちゃんに触らずにすぐに動物病院に行くことをおすすめします。
対策8:徐々に車に乗せて慣れさせておく
ワンちゃんが小さいときから徐々に車に乗せておくと、「精神的な理由による車酔い」をしにくくなります。(もちろん成犬になってからでも遅くはありません)
最初のうちは数分程度でもいいので、犬を乗せて移動してみてはいかがでしょうか。
万全を期すなら、「車に乗せるだけで運転しない」「慣れたらエンジンだけはかける」などから始めるのがおすすめです。
犬の車酔い対策|道具を使って行う4つの対策
続いてはワンちゃんの車酔いを防ぐことができる道具について紹介していきます。
対策9:犬用アイマスクを試す
むしろアイマスクをしたほうが、リラックスして車に乗ることができるワンちゃんもいます。
ヘアーバンドなどを使ってもいいですが、「犬用アイマスク」を利用するほうがいいと思います。
ただ、もちろんアイマスクを嫌がる犬もいるので、その場合は使用をストップしましょう。
対策10:シートベルト用の服を着せる
「シートベルトを使うための犬用の服」があるので使ってみるのもいいと思います。
発想としては人間が利用するチャイルドシートに近いですね。
車の揺れの影響を受けにくくなりますから、車酔いのリスクを下げることが可能です。
対策11:座席を調整する
車の「人間用の座面」は犬にとって狭いかもしれません。
ですから、座席の足元のところに発泡スチロールのボックスなどを設置して、「シートと同じ高さの面積」を拡張してあげることをおすすめします。
そうすれば、ワンちゃんが脚を踏ん張りやすくなって、揺れの影響を受けにくくなり、車酔いしにくくなります。
対策12:犬用の酔い止め薬を使う
犬用の酔い止め薬があります。 オンラインショップでも買えますが、安全のためにも動物病院でもらって、獣医さんの指示を受けることをおすすめします。
まとめ
本記事ではシンプルに「犬の車酔い対策」を12種類紹介しました。
特に最初に挙げた3つは必ず行うようにしてくださいね。 「人間の感覚」と「犬の感覚」は全く違いますから、「これくらい大丈夫……」などと思わず、しっかりケアをしましょう。そうすれば、犬と一緒にムリなく車に乗ることができるようになりますよ。