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【ドッグトレーナー監修】犬が「旅行で寝ない」のを防ぐコツは?

2021年5月31日
【ドッグトレーナー監修】犬が「旅行で寝ない」のを防ぐコツは?

愛犬との旅行で起きるトラブルとして少なくないのが、「慣れない環境によるストレス・興奮などの影響で寝ない」というもの。
普段おとなしく眠るワンちゃんでも起きうる事です。
そこでここでは、クレートを活用した愛犬の「寝ない対策」について解説していきます。 飼い主さん自身の安眠のためにもぜひ最後までご覧ください。

犬が旅行で「寝ない」ことのないように事前準備をしっかりしましょう!

犬が旅行で「寝ない」ことのないように事前準備をしっかりしましょう! 愛犬と一緒に旅行をすると、「なぜか全然寝ない!」というトラブルが起きることがあります。
この「寝ない対策」ですが、いざ旅行をしてからではどうにもならない可能性が高いです。
ですから、「きちんと落ち着いて眠れる」という状態になってからワンちゃんと一緒に旅行をしましょう。 では、「事前準備」ではなにをすればいいのでしょうか?

犬との旅行での「寝ない対策」にはクレートが役立ちます

犬との旅行での「寝ない対策」にはクレートが役立ちます クレートとは、言わば「運搬可能な犬小屋」です。 運搬ができますから、愛犬と一緒に旅行をする場合にも重宝します。

ケージよりもクレートのほうがおすすめです

「クレート」という呼び方があまり普及していないためか、クレートのことも含めて「ケージ」と言う人が少なくありません。
ただ、以下の違いがあります。 クレート:中が見えにくい ケージ:中が見えやすい そして中が見えにくい「クレート」のほうが、外部からの刺激をシャットアウトしやすいです。
そのため、旅行などにおける愛犬の「寝ない対策」としてはおすすめです。

愛犬をクレートになじませるための3ステップ|旅行の「寝ない対策」に

愛犬をクレートになじませるための3ステップ|旅行の「寝ない対策」に

愛犬がクレートの中で安心して過ごせるように、飼い主さんがトレーニングをしてあげましょう。トレーニングには主に3ステップあります。

1:愛犬がクレートに入るようにするトレーニング

クレートの内部にドッグフードを数粒入れて、ワンちゃんが自分からクレートに入るようにしましょう。
クレートに入ったら、ドッグフードを多少追加で入れてあげます。

これで愛犬が「クレートの中に入るといいことがある」と学習します。 続いてドアを閉めて、スキマからフードを数粒入れます。
フードがなくなる前にドアをオープンしますが、オープンした状態ではフードを与えないようにします。
これで「ドアが閉まっているといいことがある」と学習させます。
続いてクレートにタオルなどをかけ、スキマからフードを数粒入れます。 タオルを外したらフードを与えません。

これにより「タオルがかかっているといいことがある」と学習させます。 このサイクルを1日5回以上は行いましょう。
また、このトレーニングでフードを与えるわけですから、「1日の食事量」が多くならないように調整してくださいね。

※フードを使わず、「褒める・褒めないの使い分け」「手招き」「声かけ」などによってトレーニングできるのであればそのほうが良いです。

2:愛犬がクレートの中で長時間落ち着けるようにするトレーニング

「1」が完了している前提で解説します。 焦ってステップを先に進めても意味がないので、まずは「1」ができるようにしましょう。
タオルをかけたまま、

  1. フードを数粒スキマから入れる
  2. 飼い主さんが離れる
  3. 戻ってフードを再度スキマから数粒入れる
  4. 飼い主さんが離れる というサイクルを繰り返します。

これで「飼い主さんが近くにいないこと」になじませていきます。

旅行中でも四六時中一緒にいられるわけではありませんし、「寝ない対策」としても必要なことですよね。

飼い主さんが長時間離れてしまうと、犬が鳴きだしてしまいますから、 「最初のうちは数秒で戻って、鳴く前にフードを入れる」ことを心がけてください。

慣れてきたら、だんだんと離れる時間を長くしていきます。

3:普段から夜はクレートで寝かせる

「2」のトレーニングでクレートの内部で数時間過ごせるようになったら、 次は「普段から夜はクレートで寝かせる」という訓練をしましょう。

クレートのドアを閉めてタオルをかけます。

最初のうちは、飼い主さんの気配が分かるところにクレートを置いて寝かせます。
そしてだんだん距離を離して、最終的には別室で眠れるようにします。
これができるようになっていれば 「旅行中での寝ない対策」はほぼ完了したと言えます!

旅行中の愛犬とクレートの運び方|寝ない対策もバッチリ!

旅行中の愛犬とクレートの運び方|寝ない対策もバッチリ!

1:クレートの中にはクッションや布を入れる

ワンちゃんの身体が辛くならないように、クレートの中にクッションや柔らかい布を入れましょう。

2:タオルをかけて移動する

タオルをかけたまま自家用車や公共交通機関で移動させます。 外部の刺激がシャットアウトされて落ち着けるので、ここでも寝るかもしれませんね。

3:ホテルでも「タオルをかけたクレートの中」で寝かせる

そして旅行先で泊まるホテルでも、タオルをかけたクレートの中で寝かせます。 これで「寝ない対策」はバッチリですので、飼い主さんも安心して眠ることができますよ。

まとめ

まとめ

クレートを使い「寝ない対策」を完了させておきましょう。
訓練において重要なことの一つに「焦って次のステップに進めない」というものがあります。
じっくり取り組み、愛犬が成長してから次の段階に進んでくださいね。
「夜、クレートの中でおとなしく眠れる」という状態になったら、旅行に連れていくことを検討しましょう。

 

 

ローデシアン・リッジバックに魅了され 一緒に過ごした22年富樫春生インタビュー
東京の世田谷区と文京区で愛犬と一緒に受講するドッグトレーニングから、犬のしつけのプロトレーナーによる育犬ノイローゼのご相談に応じます。犬しつけ教室年中無休
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